アスベストの事前調査の流れを解説

アスベストは、熱・摩擦・酸・アルカリに強くて丈夫、このような特徴から建築物に利用されることが多かった材料です。しかし、毒性があることが分かったため現在では使用が禁止されていて、建築物に使われることはありません。ただ、古い建築を解体するときには事前に使用の有無を確認するなどの調査が求められます。事前調査は解体工事を行う前に実施されるものですが、建物の着工日の確認を行いそれが2006年9月1日以降に建てられたものは原則含有なしと判断します。

このとき、2006年9月以降に着工した建築物の場合でも、設計図書との相違がないことを確認するなどが必要です。2006年8月31日以前に建築された建物はアスベストが使われている可能性が高いといいますが、ここでは設計図書や目視(現地での確認)などによる調査、そして建材の種類の確認を行い含有の有無を判定します。さらに、採取および分析や表面確認などでアスベストの含有の有無を調べます。このとき、表面確認による調査でアスベストが使用されていないと認められた場合でも、メーカーなどの証明が必須になるといいます。

このように、アスベストの事前調査を行う前には着工日を調べることが重要になっているわけですが、2006年8月31日は石綿を0.1%以上含まれる全ての建築物など、製造・輸入・譲渡・提供・新たな使用、これらの禁止が行われたときで、設計図書などでは建設工事の着手日や建築材料の確認をしなければなりません。

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