アスベストの目視による現地調査の流れ

アスベストの目視調査は、現地で実施されるもので設計図書通りの建材が使われているのか、設計図署に記載されていない建材物の存在を確認します。外壁の仕上げ建材は石綿が使用されていることが多く、内外装に仕上げで使われているので目視で確認します。床は建物内外装に使用されるPタイルの材料、内装の壁や屋根裏なども石綿の使用有無を目視で調べなければなりません。それぞれの建材の採取や分析、壁紙などの裏面を見て型番の確認、材料の販売メーカーなどの証明書をチェックして石綿の含有を調べます。

目視で調べた後は結果を報告書として作成してアスベストの事前確認が終了です。ちなみに、2021年4月1日から石綿の解体・改修工事の事前調査における規制が強化されていて、2022年4月1日以降に着工を行う解体・改修工事を対象にして、一定条件を満たしている工事について石綿に関する事前調査の結果を労働基準監督署と自治体に対して報告する義務付けが行われるようになりました。なお、この報告を行うときにはアスベストの事前調査結果報告システムを使い電子申請で行うのが特徴です。それと、2023年10月からは、資格を持つ人が行うことが義務付けられるなど新しいルールが追加されているので注意が必要です。

そのため、解体工事を依頼するときなど書いた工事業者が資格を持っているのか否かの確認を行う、無許可で営業している会社に依頼しても事前調査の結果は信頼性がないなどの意味にも繋がるわけです。

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