アスベスト除去には検査士の判断が必要です

アスベストを含む材料にはいろいろな種類があり、使用された場所が異なります。吹きつけ建材の場合、セメントなどの結合材や水などを加え混合していて、吹付け機を使って吹付けしたものです。鉄骨の梁や柱、鉄板床や空調機械室などに多く使われていました。保湿材の場合、接着剤と混ぜていろいろな形に加工してあり、工場や化学プラントに使用しています。

成形板の場合セメントと混ぜていて、成形したり乾燥させたものが多く、木造や鉄骨などに使用されていました。アスベストは健康被害をもたらすと言われていて、法的に規制されています。石綿とも言われていて、直径数十ミクロンでかなり小さく軽い繊維です。空中に飛散する特徴があり、もし肺に入ると異物を消化する肺のリンパ球系などに到達するようになり、細胞を絶滅される恐ろしい繊維です。

除去工事を行う必要がありますが、安全に行うために検査士による指導がおすすめです。検査士は対象建築物の設計図などから使用された材料のメーカーや商品名、建材が使用された場所などをチェックしていきます。現地において実際の資料と同じく施行されている検査しながら、アスベストの有無を確認していきます。既存建築物などの調査や安全な取り扱いなどについて、適切なアドバイスをするのが検査士の役割です。

建材関係について幅広い知識とスキルがあるので、安心して依頼することができます。除去する業者や解体業者と連携しながら、アスベストが飛散しないよう適切な作業を期待することができるでしょう。