アスベスト検査は専門業者に依頼しよう

アスベストは石綿のことで繊維状けい酸塩鉱物です。耐熱性や絶縁性、保温性などに優れていたり安価なので、日本では建築資材や工業材料などによく使われていました。自動車や電化製品などさまざまなアイテムに利用されてきた経緯があり、国内使用量の8割は建築材料です。建設ラッシュの時代においてビルを建築する時、吹き付け材料としてよく使われていました。

飛散した繊維を大量に吸いこむことによって肺に蓄積されるようになり、肺癌や塵肺などを発症するリスクがあります。以前から吹き付け作業は原則禁止になっていて、段階を追いながら禁止されていき今では全面使用禁止になります。現在ビルなどを解体する際、周辺に何かしらの被害が及ばないよう建物の持ち主は業者に依頼し、検査を依頼するようになっています。アスベストが使われているかどうか検査を依頼したり、都道府県に対して届出を行うなど作業基準を守らなければなりません。

住んでいる地域によっては独自のルールがあるケースも多いので、専門業者に検査を依頼することをおすすめします。劣化していくとワタ状になったり柔らかくなる特徴があり、青色や灰色などのいくつか種類があります。吹きつけアスベストの場合、じゅうたんのように見えることもあるので専門業者も身落とすケースがあるので注意が必要です。上から建材を吹き付けていることもあり、目視で判断するのは難しいので必ず専門業者による検査が求められます。